国際寮(シェアハウス)に住んで

シェアハウスに住んで 

大学時代、留学生と一緒にシェアハウス型の寮に入った。なぜ入ったのか、そして、なぜ日本は恋愛がしにくいのか笑、そっから自分のキャリアについてつなげて書く(予定)。

 

 そもそも寮に入ったきっかけは、台湾の旅行だった。台湾は2010年、2011年、2013年、2015年と既に4回行ってるお気に入りの場所。最初に台湾に行ったときに色々と衝撃を受けた。

 

 彼らは日本の人たちに比べれば決してお金持ちではない。屋台の出店も一部「衛生的に大丈夫なのか?」というものも売っている。町も少し汚いし、世に溢れているものも決して良いものだとは言えない。だけれども、彼らはすごい楽しそうだった。近くに屋台があるのでいつでもゴハンを食べに行けるし、女の子やたくさんの友達と一緒にバイクに乗って釣り堀やボーリングなど遊びに行っていて、とても楽しそうな学生生活を送っているようにみえた。少なくても日本よりも楽しそうだった。台湾にあって日本にない遊び施設はないし、日本の方が交通手段も便利だし、施設も洗練されている。なのに、なぜ台湾の学生の方が楽しそうにしているのか。

 

 それは、不便だから である。

 

これはアメリカにいたときにすごい感じたことである。

友達から「裕ってどんなところに住んでいたの?」と聞かれるのでよく「徒歩数分にコンビニやスーパー、ATMなどがあって便利。ただし、逆立ちで行くっていう条件付きみたいなもの」と説明していた。

 

つまり、車がなければどこにも行けない。車があればすぐ、どこにでも行ける。だからちょっとした買い物も、ATMも、それこそ最寄り駅でさえも車が必要なので、誰かの助けが必要だった。(当時17歳だったので。)ホストファミリーの家でも洗濯するのにも、お風呂入るのにも、ゴハンを食べるのも、外に行くのにも、許可が必要だった。(言われたわけではないが、事件が起きたら困るので。)とっても不便だったわけだけど、その分誰かが助けてくれて、コミュニケーションが生まれた。高校からバスに乗り遅れたときは友達が車で家まで送ってくれた。ホストファミリーも定期的に銀行に行かなくて大丈夫かと心配し、声をかけてくれた。

 

 そんなこんなで、とにかく不便なので誰かの助けが必要な環境なのだ。だからこそ人間関係が深まったり、交流が生まれたりする。

 

 台湾も同じで、バスに乗れないから少し危険だけどもはやく、どこにでも行けるバイク(車は高いので買えない)の後ろに乗る。その結果、一緒に乗ってる人とのコミュニケーションが生まれたり、「ついでにどっか行こうか、」となったりする。

 

 日本はどうか。

 成田空港まで重たい荷物を持っていようとも、どこの誰の助けもいらず、エスカレーター、エレベーターを駆使して空港まで行ける。夜も安全なので誰かに送ってもらうこともなく、一人で歩いて帰るorタクシーを使う。道に困ったら人に聞かずスマホで案内してもらう。行きたいところがあればバスや電車で一人でいく。ちょっとお金があるもんならば個室の部屋を予約して友達とゴハンを食べに行く。全くもっと知らない人と交流する機会がない。
 

でも、人生で楽しいのって、偶然バスで隣に座った人と話して仲良くなったり、旅行先で偶然話して、思いもよらぬ共通点があって話が弾んだりして友達になったり。つまりハプニングや偶然から生まれるものこそ真に楽しい経験なんじゃないかと。

 

「この間、グランドキャニオンに行ったんだ〜。うん、すごい綺麗で楽しかったよ!」なんて、何も楽しくなさそう。そうじゃなくて、「この間グランドキャニオンに行ったんだけど、現地で目的地に向かう途中、隣の人に話しかけたらプライベートの船を持ってて、そこでパーティがあるから一緒に乗らないかって誘われたの!んで行ったらそこが超楽しくて!カジノやクラブなんかも船にあって最高に楽しかったんだよねー!結局グランドキャニオンには行かなかったんだけどねテヘペロ」 みたいなのが、一生忘れることのない素晴らしい経験というやつじゃないですか。

 

だから無理やり、不便な場所に行きたかった。それこそ、みんなで一緒に食べて、遊んで、寝て。そんな生活スタイルに憧れていた。いままでそういう環境にいたことあったけど、やっぱり仲良くなった友達がたくさんいた。今でも寮の友達は男女問わず、気軽に泊まりに行ったりご飯を食べに行く超たいせつな友達。自分が決断した選択で最もよかったものの一つ。あぁ、もう一度シェアハウス住みたいなぁ。